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チェ28歳の革命 [映画:た行]

「かつて、本気で世界を変えようとした男がいた。」

091219.jpg


あまりにも有名なチェ・ゲバラの一枚の写真
アルベルト・コルダが撮影した「英雄的ゲリラ」は、
ジム・フィッツパトリックによってアイコン化され、
アンディ・ウォーホルがシルク転写した作品を作ったり、
反体制運動の象徴以外にも、多くの人の目に触れるようになる。

何をした人なのかを知らなくても、その写真に多くの人が魅了されたのは、
チェ・ゲバラ本人の魅力がその写真に凝縮されていたからかも、、、と
この映画を観て思った。


この映画は「チェ28歳の革命」「チェ39歳別れの手紙」の二部作。
第一部はゲバラがカストロと出会いキューバ革命を成し遂げるまでの物語。

キューバ革命を時系列で追いかけつつ、
途中、革命後の国連総会で演説する様子を挟んだり、
ドキュメント風で、怒濤の様に場面が変わっていきます。

あくまでも「チェ・ゲバラ」という人間にフォーカスした構成なので、
当時の社会情勢、キューバ戦争が起こった背景、などは説明なし。
カストロでさえも脇役の様な扱い。

より深く理解したい場合は、事前に予習が必要かも。。

とはいえ、ゲバラがどんな人物だったのか、、は理解ができます。
むしろ、監督はそういった社会背景のフィルター無しに、
彼本人のみを描く事に徹したかったのかも。

きっと、スティーヴン・ソダーバーグ監督もゲバラのファンなんだろう。
「僕らが勝手な想像力ででっちあげたようなシーンはひとつもない。」
と言い切るほど、リサーチを重ねて事実のみで構成されてるらしい。

なので、映画的な盛り上がりに欠ける部分もあり、、、
それを良しとするかどうかは、好みのわかれるところかも。

私はもっと映画的な盛り上がりも欲しかったし、
キューバ戦争についての説明もあってほしかった、、とは思う。

でも、ベニチオ・デル・トロ演じるゲバラは本当に魅力的だし、
どんどん「革命指導者」となっていくゲバラの変化や、
革命が成功へ向かう過程は、驚きの連続で目が離せない。

‘自分がするべきこと’を見つけた青年が道を切り開く姿は
たくましく、力強く、光に満ちている。

公式サイトにあったように、第一部「チェ28歳の革命」は、
「成功」と「光」の物語。

一般的に知られる「英雄」としてのゲバラの他に
人として魅力にあふれるゲバラを堪能できます。

とはいえ、やはりゲバラは「戦士」。
必要とあれば武器をとり、裏切り者は処刑する、、、
それは彼の中の善悪、理想へ向かう道なのだけど、
女子の私から見れば、他に方法はないのか、、という思いもつきまとう。。

ただ、彼の願いも世界平和であることもよくわかる。
方法の善し悪しはあれど、どんな場面でも自分の信念を貫き通す、
真面目で一本気な強い意志は、見習うべきところでもあり、
監督が描きたかったのは、彼のこの部分なのかもしれない。

、、という感想をもちつつ第二部の「チェ39歳別れの手紙」へ。
第一部を見た方は、ぜひコチラも☆

長くなるので、第二部の感想はのちほど♪


【公式サイト】http://che.gyao.jp/


☆監督が参考にしたという本

革命戦争回顧録 (中公文庫)

革命戦争回顧録 (中公文庫)

  • 作者: チェ・ゲバラ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 文庫



☆映画にも登場する妻の回顧録。女子的にはこちらの方が気になる、、

わが夫、チェ・ゲバラ 愛と革命の追憶

わが夫、チェ・ゲバラ 愛と革命の追憶

  • 作者: アレイダ・マルチ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2008/05/07
  • メディア: 単行本


☆「英雄的ゲリラ」をモチーフにしたゲバラグッズ。いろいろ。




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コメント 12

ken

映画的な盛り上がりは僕も必要だったと思います。
そしてそれは別に「でっちあげ」なくても作れたと思うんですけどねえ。
by ken (2008-12-21 02:04) 

coco030705

こんばんは。
私はチェ・ゲバラの青春時代を描いた「モーターサイクル・ダイアリー」を見て、彼に興味を持ちました。文庫本も読んだし、大阪でやっていた写真展にも行きました。ベニチオ・デルトロのゲバラも似合いそうで、一度見てみたいものだと思います。
by coco030705 (2008-12-21 23:40) 

ジジョ

kenさん

こんにちは☆おひさしぶりです♪
全体的に平淡な感じの映画でしたよね、、
妙に「生真面目」な印象でした。
でも、デルトロのゲバラはよかった〜。
ゲバラとその背景の歴史も知りたくなりました☆
by ジジョ (2008-12-22 05:00) 

ジジョ

coco030705さん

こんにちは☆
大阪で写真展やってたみたいですね〜。観たかった〜。
私はこの映画で、ゲバラ気に興味持ちました。
本も読んでみたいと思います☆
デルトロのゲバラ、よかったですよ♪
出演者で、デルトロしか記憶に残らない映画でした。
by ジジョ (2008-12-22 05:03) 

えい

こんにちは。

一部は、ドキュメンタリー・タッチでしたね。
あまり、ゲバラ本人にフィックスしているように感じ取れなかったのですが、
それは「全体」の「空気」が一つになって「革命」に向っていたからかも。
第二部は孤軍奮闘で、その分、彼の人となりが浮かび上がった気がします。
by えい (2008-12-22 13:57) 

ジジョ

えいさん

こんにちは☆
一般的にカリスマ化されているゲバラとは
ちょっと違う一面が見れるような映画でしたね〜。
第二部の孤軍ぶりは、窮地に立っても進む彼の強さが
でていて、胸に迫るものがありました。。。
by ジジョ (2009-01-05 15:13) 

non_0101

こんにちは。
> 映画的な盛り上がりに欠ける部分もあり
でしたね~ ストーリーに引き込むタイプではなくて
観る人の気力を必要とする作品だった気が…
予習無しで観てしまったので、ちょっと大変でした(^^ゞ
でも、第二部も早く観たいです☆
by non_0101 (2009-01-12 10:02) 

しまうま

 こんばんは~。ちょっとご無沙汰でした。

 ちょっと分かりづらいというか、淡々としすぎている、という指摘は雑誌や新聞の映画評でも言われてましたね。ただ、私は戦争映画好きなんで、市街戦のシーンは結構燃えました。

 この映画のパンフに書いてあった監督さんの言葉でしたけど、「泣けるかどうかが感情の定義ではない」というのがストンと落ちる作品でした。感動するイコール「泣ける」じゃないんだな、と。
 見終わった自分の気持ちを表現すると、まさにそんな感じでした。
by しまうま (2009-01-12 21:34) 

ジジョ

non_0101さん

こんにちは☆
私も予習をしていなかったので、、w
ちんぷんかんぷんな部分が多々ありました。。
歴史の勉強って必要ですね、、(^-^;
第二部も是非☆
by ジジョ (2009-01-13 01:44) 

ジジョ

しまうまさん

こんにちは☆ ごぶさたしております♪
この映画、パンフレット読んだ方がよりよいかもしれないですね!
そっか〜。確かに泣けはしないけど心は動きますよね。
この映画を観た感情の動きは、なんとも自分でも
説明が難しい感じです。。。(^-^;
by ジジョ (2009-01-13 01:48) 

hash

こんばんは。
>事前に予習が必要かも。
ゲバラ本人だけでなく、中南米の歴史も予習が必要ですね。
予想とは違った作りでしたが、ゲバラの言動からはいろいろと伝わってくるものも多く、続きが楽しみです。
by hash (2009-01-25 00:52) 

ジジョ

hashさん

こんにちは☆
歴史を知らないと、わからない部分が多々ありましたよね、、
私は完全に、その辺はスルーしました、、(^-^;
後半もいいですよ〜。ぜひ♪
by ジジョ (2009-01-26 05:13) 

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